プレスリリース

Sustechが開発する電力運用プラットフォーム「ELIC」、業界水準を上回る発電量予測精度を実現

2022.8.9

 株式会社Sustech(代表取締役:丹野裕介・飯田祐一郎/以下、Sustech)は、四国電力株式会社(取締役社長 社長執行役員:長井啓介/以下、四国電力)との実証実験により、分散型電力運用システム「ELIC」における発電量予測誤差を縮小し、業界水準を上回る予測精度を記録したことをお知らせいたします。

 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、国内外において再生可能エネルギー(以下、再エネ)の主力電源化が期待されている一方で、電力需要量及び再エネ由来の電力発電量は天候等の外部要因により予測・コントロールが難しく、安定供給の問題が課題とされています。また、電力の需給量の差によって生じるインバランスは電力供給事業者にとっての事業リスクにもなり、再エネの普及・戦力化のためには発電量予測技術の向上が不可欠とされています。

 Sustechはこれらの社会課題に取り組むため、四国電力と共同で、当社が開発する分散型電力運用システム「ELIC」の太陽光発電施設における発電量予測精度の向上及びインバランスリスク低減に向けた実証実験を2022年4月より進めてまいりました。この度、当社による予測精度評価の結果、「ELIC」の発電量予測値と発電量実績値の誤差を業界水準の5~9%(※1)に対して約4~6%(※2)まで縮小することに成功いたしました。本数値は、実証開始後2 ヶ月間での実績であり、今後、本格的な電源運用が必要な際にも、比較的速やかにインバランスリスク低減が可能であることも意味しております。

 本結果を踏まえ、今後も対象施設の拡大及び対象電源を拡大してデータの蓄積を進めることで、予測精度の更なる向上に努めてまいります。

※1 出典:令和三年度「再⽣可能エネルギーアグリゲーション実証事業成果報告」
※2  2022年4月~2022年5月の対象期間中、当日・日中の予測精度の結果。

分散型電力システム「ELIC」について

 脱炭素対応を進める事業者様に対し、再エネ等を用いた分散型電源の管理・運用をご支援するプラットフォームです。電力の消費・供給だけでなく環境価値として市場での取引も可能にすることで、“攻め”のエネルギー戦略をご支援し、企業及び社会の脱炭素化に貢献することを目指しております。

20220809_Sustechが開発する電力運用プラットフォーム「ELIC」、業界水準を上回る発電量予測精度を実現.pdf


運営会社

株式会社Sustech

代表取締役:丹野裕介・飯田祐一郎
住所:東京都港区芝3-1-14 5階
URL:https://sustech-inc.co.jp/
TEL:03-6722-6301

Sustechは、2021年の創業以来、「テクノロジーを活用し、企業と社会のGXに貢献する」を経営理念に掲げ、脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」や分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」など地域や社会におけるカーボンニュートラル実現に向けた事業を複数展開しています。GHG排出量の可視化から削減策のご提案、分散型電力の管理や環境価値運用等、企業の環境対応における戦略策定から実運用まで、ワンストップで支援をしています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社Sustech広報部

TEL:03-6722-6301

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